入力にも確認にも労力がかかっていた手作業での勤怠管理。
百十四銀行からの提案でKING OF TIME勤怠管理への移行を決定。
まずは勤怠管理システムを導入することになった経緯を教えてください。
讃岐罐詰・代表取締役 西山様:
KING OF TIME勤怠管理は百十四銀行さんからのご提案を受けて導入をしました。
これまで勤怠は紙のタイムカードで管理しており、主に中薮が担当して、最終的な集計作業には角岡が加わり、2人で確認を行っていました。
KING OF TIME勤怠管理に決めた理由は、このシステムを入れたら業務が楽になるということを教えていただいたからです。先に導入した企業様の事例で、作業量も作業時間もだいぶ軽減されるという内容をご紹介いただいて。それまでは給与計算をするのに2〜3日かかっていたのが、すぐにできるようになったって聞きましたね。
それならだいぶ楽になるな、と感じました。
讃岐罐詰・常務取締役 角岡様:
導入後、全拠点でKING OF TIME勤怠管理での打刻を開始するまでには半年近くかけました。
始めは2〜3人だけ、紙のタイムカードとKING OF TIME勤怠管理のカードの両方で打刻してみて、問題なかったので、本社・本社工場の40人ぐらいが移行し、その後三野工場、秋田工場にも展開していきました。
讃岐罐詰・中薮様:
給与ソフトとの連携がどうしてもうまくいかなかったとき、百十四システムサービスの藤本様さんがKING OF TIME勤怠管理だけではなく給与計算ソフトのサポートセンターとも連絡を取って、解決方法を色々探ってくださったのが助かりました。
「これを藤本様さんに聞くのは間違っているかも」と思いながら、給与計算ソフトの方の使い方まで質問してしまったときがありました。何度も会社に来ていただきましたし、Zoomでも頻繁にやりとりしましたね。
百十四システムサービス・藤本様:
そうですね。讃岐罐詰さんは、有休残日数がない従業員の方が時間単位で欠勤をした場合、欠勤分をお給料から減らす運用をしています。
例えば1日1万円の日給の方だとしたら、1時間お休みすると1250円をマイナスした8750円を基本手当として出していらっしゃるんです。ですが、KING OF TIME 勤怠管理では勤務日数から欠勤時間を引くことができなかったので、なんとかご相談して、支給するお金とマイナスするお金を分離して考えることにしたんです。ただそうすると今度は、給与計算ソフトやエクセル側の設定を変更する必要があるので、また時間がかかってしまったんですよね。
最終的には、社長から税理士さんにご相談いただいたり、中薮さんのデスクのところから、私が給与計算ソフトのメーカーさんのサポートセンターに電話してその場で設定を触ってみたり、色々なことをさせていただいて何とか解決しました。
我々を導入支援の担当としてコンサルティング契約を締結いただいたことで、御社の従業員に近しい立場でサポートさせていただきました。我々の強みは、お客様の状況を理解しつつ伴走型で中長期のご支援できる点です。
今回、我々が不足していたIT人材を担い、DXで地域の課題解決に向けて応援出来たことは、当行がめざす姿「総合コンサルティング・グループの進化」に向けて前進したと考えています。今後もKING OF TIME勤怠管理と連携して地域のDXを進めてまいります。
讃岐罐詰株式会社様
入力にも確認にも労力がかかっていた手作業での勤怠管理。
百十四銀行からの提案でKING OF TIME勤怠管理への移行を決定。
KING OF TIME勤怠管理に決めた理由は、このシステムを入れたら業務が楽になるということを教えていただいたからです。先に導入した企業様の事例で、作業量も作業時間もだいぶ軽減されるという内容をご紹介いただいて。それまでは給与計算をするのに2〜3日かかっていたのが、すぐにできるようになったって聞きましたね。
それならだいぶ楽になるな、と感じました。
讃岐罐詰株式会社 西山様
讃岐罐詰・常務取締役 角岡様: ずっと手打ちで入力していたものが、KING OF TIME勤怠管理にしたら自動的にデータ化されるということで、これまでの作業量がだいぶ軽減すると思いました。
百十四銀行・松浦様: 国などへの各種申請の際には、データ加工の手間もあったそうですね。
讃岐罐詰・常務取締役 角岡様: はい。年金事務所とのやりとりや様ざまな補助金申請の際にも、勤怠のデータが必要なことがあります。国や県は月末基準、当社は15日締めなので、そのたびにデータを加工する必要があり、そこに労力がかかっておりました。
KING OF TIME勤怠管理で勤怠を常にデータ化していれば、そのような労力なしに、色々なところで使いやすいというお話もありましたね。
百十四システムサービス・藤本様: 勤怠の集計後、別のところで金額を算出したものを給与計算ソフトに手打ちする作業も大変だったと思います。ある従業員の給与が20万円だったらその人の賃金のページを開いて「20万円」と、人数分入力なさっていたんですよね。
讃岐罐詰・常務取締役 角岡様: その通りです。
勤怠の打刻は紙のタイムカードからICカードへ移行完了。 アナログでも勤務状況を見やすいよう、カードにはひと工夫を。
打刻用カードは、打刻機の側にカードラックを設置して保管しています。ラックをひと目見ただけで誰が出勤しているか分かるように、カードの裏表に個人名シールを張り、シールの色を表裏で変えているんです。出勤後、カードを打刻機にかざしたら、表裏をひっくり返してからラックに戻すルールです。
名前のシールが白であれば出勤済み、赤になっていれば出勤していない、と誰が見てもすぐに分かります。
ピットタッチ・プロ3設置場所 「白が出勤済み、赤は未出勤」
始めは2〜3人だけ、紙のタイムカードとKING OF TIME勤怠管理のカードの両方で打刻してみて、問題なかったので、本社・本社工場の40人ぐらいが移行し、その後三野工場、秋田工場にも展開していきました。
讃岐罐詰株式会社 角岡様
リアルタイムで管理できるから、残業が増える前に注意喚起できるように。
60〜80代の従業員も新しいシステムへスムーズに移行できた。
秋田に行くのは年1回程度なので、以前の紙のタイムカードのときは月末にならないと勤務状況は把握できなかったですが、今はいつでも目の前のパソコンから見られることで無駄な残業を減らす効果も出ています。
讃岐罐詰・常務取締役 角岡様: 残業の上限規制について、メールでアラートが来るようになったことが役に立っています。対象者に対して、あまり遅くまで残らないようにっていう注意喚起ができるようになりました。
従来だったらタイムカードを見ないと分からなかったですから。というか、タイムカードをパッと見ても残業時間がトータルで何時間なのかというのは把握できませんので、パソコンでリアルタイムに分かるようになったのは大きな変化ですね。
とくに秋田工場では管理者が勤怠状況を見て「あ、この子にはもう残業させたらいけないな、ちょっと控えさせようかな」といったことを実践しているようです。納期に余裕があるから今日やらなくてもいいといった判断ができるようになっていますね。注意喚起ができないと、人によっては用もないのに残業してしまう場合もありますから。
讃岐罐詰・代表取締役 西山様: それと、他の人のタイムカードを勝手に見て「あの人はなんでこんなに残業しているのか?」と気にする従業員もいたのですが、紙に印字されていないことで、従業員同士ではそのようなやりとりができなくなったのも良かったなと思っています。
時間単位での有休の処理や、勤怠の申請フローはまだシステム移行できていないこともあり、勤怠管理全体の業務時間の削減としては、これからという状況です。ですが集計での単純ミスがなくなったことは大きなメリットですね。有休の付与も自動的にされるようになったので、その作業負担も減りました。
ピットタッチ・プロ3
讃岐罐詰・常務取締役 角岡様: 出勤と退勤は15時に自動で切り替わるのですが、それよりも早い時間に退勤した場合、何気なく打刻したら「おはようございます」と言われて間違いに気付く場合もあります。本人から伝えてくれる場合もありますし、管理者側でエラー通知を受けて「出勤が2重になっているから間違えたのかな」と分かる場合もあります。
その場合、事前の届出とは違う勤務になるので、管理者はその内容を実際の勤務に合わせて手作業で修正しなくてはならないのです。
百十四システムサービス・藤本様: 讃岐罐詰さんは労働者有利の規定が多く、丁寧にされているので、そういうケースがあった場合にはどうしても手作業での修正が必要になるんですよね。
それをどうしていくかが、今後の課題として残っています。
IT人材不在の会社に、導入支援は必須。
とくに給与計算ソフトとの連携はサポートなしでは取り組めなかった。
百十四銀行・松浦様: KING OF TIME勤怠管理はシェアNo1*の勤怠管理システムであり、我々としてもしっかりと責任を持ってサポートできるという点で、自信を持ってお勧めさせていただきました。
讃岐罐詰さんは当行と日頃からお付き合いがあり、信頼いただいておりますので、それを裏切れないという気持ちで百十四銀行と百十四システムサービスが連携した「百十四グループ」として一生懸命サポートさせていただきました。
*富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2024年版」 勤怠管理ソフトSaaS/PaaS市場 利用ID数 2023年度実績
「これを藤本様さんに聞くのは間違っているかも」と思いながら、給与計算ソフトの方の使い方まで質問してしまったときがありました。何度も会社に来ていただきましたし、Zoomでも頻繁にやりとりしましたね。
例えば1日1万円の日給の方だとしたら、1時間お休みすると1250円をマイナスした8750円を基本手当として出していらっしゃるんです。ですが、KING OF TIME 勤怠管理では勤務日数から欠勤時間を引くことができなかったので、なんとかご相談して、支給するお金とマイナスするお金を分離して考えることにしたんです。ただそうすると今度は、給与計算ソフトやエクセル側の設定を変更する必要があるので、また時間がかかってしまったんですよね。
最終的には、社長から税理士さんにご相談いただいたり、中薮さんのデスクのところから、私が給与計算ソフトのメーカーさんのサポートセンターに電話してその場で設定を触ってみたり、色々なことをさせていただいて何とか解決しました。
百十四銀行・松浦様: 会社としては勤怠の集計をして、従業員それぞれに正しい給与を支払うというのは一連の流れですが、使用しているソフトが違うと、わからないことを問い合わせたときに「ここから先は給与計算ソフトの方に聞いてください」「いやいや勤怠のシステムで対応してください」と、サポート対応の責任の所在が曖昧になりがちです。
ですが、導入支援をご依頼いただいていると、我々が双方の間に立って、どうしたら問題を解決できるのか一緒に考えることができます。
讃岐罐詰・常務取締役 角岡様: フォロー体制が良かったですね。フォロー体制があったっていうところはやっぱり一番大きく思います。もしそれがなかったら、KING OF TIME勤怠管理を入れても使いこなせず、たぶんまたタイムカードに戻っていたんじゃないかと思います。
讃岐罐詰・代表取締役 西山様: IT専門の人材がいないとか、年配者が多いとか、そういう会社には導入支援が欠かせないと思います。
百十四銀行・松浦様: 今回、独自ルールの部分の課題は残しつつ、タイムカードに打刻された時間を手打ちすることなく、システム上のデータをダウンロードして給与計算ソフトに流し込むと自動計算ができるという形まで実現できました。
我々を導入支援の担当としてコンサルティング契約を締結いただいたことで、御社の従業員に近しい立場でサポートさせていただきました。我々の強みは、お客様の状況を理解しつつ伴走型で中長期のご支援できる点です。
今回、我々が不足していたIT人材を担い、DXで地域の課題解決に向けて応援出来たことは、当行がめざす姿「総合コンサルティング・グループの進化」に向けて前進したと考えています。今後もKING OF TIME勤怠管理と連携して地域のDXを進めてまいります。
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